映画「清洲会議」レビュー!描写が意外にも詳細で感動した件

kiyosu
今頃っ??というツッコミはさておき、前々から見てみたかった三谷幸喜作品の映画「清須会議」を見てみました。歴史物の映画やドラマはくまなく観るようにしているのですが、この「清須会議」は三谷幸喜作品らしくコミカルに仕上げてあり、歴史に詳しくない人でもおすすめなんです。が、意外や意外!!!かなーり歴史の細かな部分まで再現してあったので、今回はそのかなり細かい部分にフューチャリングしてレビューをしようと思います!

清洲会議の基礎知識から


1582年、突如として織田信長が歴史上から消える事件がおきます。そう、「本能寺の変」です。実は本能寺の変がおきた時、信長は家督を長男である「織田信忠」に譲っていたのですが、その織田信忠もその本能寺の変によって死んでしまいます。その後、本能寺の変の首謀者である「明智光秀」は山崎の戦いで羽柴秀吉(後の「豊臣秀吉」)に破れます。

 

そこで発生した大きな問題この「清須会議」のテーマとなります。それは、「織田家の跡継ぎ問題」です。信長が死んだたけだなら、家督は長男であり当時の当主である信忠でありつづければよい話なのですが、その信忠も死んでしまったので、さぁどうしよう!!!ってことになったんです。

 

それを決めるために、織田家の老中(上役達)が尾張(現、愛知県)の清須城に集い、「織田家の跡継ぎを決める会議」こそが「清洲会議」なんです。清洲会議はもちろんもともと内容も全て知っていたので、どんな風にコミカルに描かれるのかな?と思っていたのですが、歴史好きにしか分からないなかなかマニアックな描写が多々あったので、それをご紹介したいと思います!




秀吉の右手の指について


劇中では、大泉洋演じる秀吉は右手に手袋のようなものをはめています。これがマニアックなポイントなんですが・・・・・これなんだか知ってますでしょうか??

実は、史実上秀吉の右手の指は「六本」あったと言われています。いわゆる「多指症」というやつですね。実際、戦国時代の文献には「秀吉の右手の指は六本あった」という記述は多く見られ(宣教師である「ルイス・フロイス」や同僚の「前田利家」らが記述しています)、また肖像画にも指が六本描かれているものもあります。

なので、それを知った上でちゃんと激中で表していたのがあの「右手の手袋のようなもの」だったんじゃないかなという憶測です。気になる方はもう一度画中の秀吉の右手を見てみてください!

 

信長の部下である黒人武士「弥助」


信長の部下には宣教師が連れてきた黒人武士がいるんです。その名も「弥助」といいます。本名を「ヤスフェ」といい、そこから「弥助」と名づけられたと言われています。詳細は以下記事にしてるので参照してみてください。

参考記事:織田信長の家臣、黒人武士の弥助とはどんな人物だったのか?

実は、劇中にも信長の回想シーンで「弥助」が出てくるんです!一瞬しか登場しないので、その間トイレでも行ってたら絶対に気付かないレベルなのですが、私は出てきた瞬間「弥助でとるーーーー!」ってなりました!笑



全体的な感想


三谷幸喜作品らしく、非常にコミカルに描かれていますが、この時代のことがわかっていないと「?」がつく場面が多いと思います。例えば、劇中で「名人、久太郎」というなんでも卒なくこなす人物がでてきますが、これは信長の側近である「堀秀正=久太郎」と分かっていないと理解ができません。また、柴田勝家を「親父殿」と呼んだり、「前田利家=犬千代」と呼んだりと、信長近辺に詳しくなければ、新しい用語がたくさんでてきて、少し疲れてしまうかもしれません。

 

ただ、これは逆に言えば、歴史を分かっている人にとってはむしろこっちの方が確実に面白いです。前提知識があるので、すっと入ってきますし、ここまで描写してくれてるんだ!ともなるので、私は好きでした。

 

そして、なんといってもこれまた三谷幸喜作品である「素敵な金縛り」にでてくる西田敏行演じる落ち武者「更科六兵衛」が清洲会議にも出てきたことがとても感動しました!こうつながってくるのかと!笑 滝川一益との一騎打ちとなるところのシーンが描かれており一瞬で終わってしまいますが、素敵な金縛りを見たことがある人はここにつながってくるんです。

歴史好きな人でかつ素敵な金縛りをみたことがある人はぜひともおすすめな作品です。あまり難しいことを考えず、見ることができますよ。




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