ジブリ、耳をすませばの舞台!聖蹟桜ヶ丘の地名の由来を簡単に解説

sakura

スタジオジブリ作品の「耳をすませば」。言わずと知れた青春アニメですよね。「せいじ君」という言葉はもはや青春の代名詞にもなっています(かなり適当)。耳をすませばはストーリーもさることながら、その情景が素晴らしいことでも有名です。坂道や小高い丘から見下ろした街の風景。一度みたら脳裏から離れない人も多いでしょう。

さて、この耳をすませばですが舞台となっているのは東京都多摩市にある「聖蹟桜ヶ丘」です。今でも聖地巡礼で訪れる人が多いそうですね。かくいう私も高校生の頃、耳をすませばを見た翌日にいてもたってもいられなくなり、自転車で聖蹟桜ヶ丘まで行ったことがあります。いや~あの坂道はきつかった。これも一つの青春ですね。

 

・・・と、普通ならここまでなんですが、地名ファンは違います。「聖蹟桜ヶ丘」って不思議な名前だと思いませんか?というわけで久々の地名由来記事は耳をすませばの舞台、「聖蹟桜ヶ丘」です。




 

まずは恒例、分解しよう


このサイトでは恒例行事です。まず地名の意味を考えるには、地名を分解しましょう。今回はこんな感じで分解できます。ていっ!

<「聖蹟桜ヶ丘」の分解>

  • 聖蹟
  • 桜ヶ丘

 

まず、簡単な方からいきましょう。「桜ヶ丘」からです。これはもう、言葉のまんまですね。「桜の丘」です。ここ、聖蹟桜ヶ丘は多摩丘陵に位置しているため、地形的には小高い丘になっています。また、このあたりは桜の名所でもあるんです。なので、「桜ヶ丘」です。これは、ちょー簡単です。「なんちゃらヶ丘」や「なんちゃら台」はよくある地名ですからね。

 

さて、ここからが本番です。「聖蹟」ってなんざましょ?ってことです。聖なる地名になっちゃってますからね。

 

キーとなるのは「聖蹟」の意味


この言葉は、まぁ普段使いしないですよね。なにやらキリスト教っぽい言葉ですが、全然違います。

 

実はこのあたりの土地は明治天皇の御猟場があった場所なんです。御猟場とは、宮内庁が管理している皇室専用の狩場のことです。この小高い丘になっているあたりは景色良し、自然良しで動物も多数生息していたのでしょう。つまり、明治天皇はたびたびこの御猟場にきていたんです。私は行ったことありませんが、その記念館もあるみたいですね。

 

そして、「聖蹟」とは明治天皇が行幸した地という意味なんです。なにやら仰々しい言い方になっていますが、昔はそう言いました。つまり、「聖蹟桜ヶ丘」とは、明治天皇が行幸した地である「聖蹟」と桜の名所である「桜ヶ丘」という意味の複合地名なんです。もともとの地名は「関戸」と呼ばれており、駅名も「関戸駅」でしたが、1937年から「聖蹟桜ヶ丘」と名称が変わりました。

 

耳をすませばの舞台と語呂をあわせるのならば「関戸」より「聖蹟桜ヶ丘」の方が雰囲気が抜群に合いますし、なにやら運気的にもよさそうな地名ですよね。改称してよかった地名の一つかもしれません。ぜひ、それらのことを想いふけながら訪れてみてはいかがでしょうか。




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