美女木ジャンクションでも有名な美女木の地名の由来を簡単に解説

bijyogi

今回は恒例の地名シリーズです。その地名の名も「美女木」!!いや~珍しいですよね、この名前も。埼玉県戸田市にある地名で、なかなか訪れたことのある人は少ないと思います。美女木で一番有名なものといえば、首都高と東京外環を結ぶ「美女木ジャンクション」ではないでしょうかね。国道298号にある「美女木八幡交差点」なんかも車で走っていると脳裏に焼きつくものがありますが。

 

ということで、美女木の地名の由来について簡単に解説します!




 

まずは恒例、文字を分解しよう


当サイトの地名由来シリーズでは恒例ですね。地名の由来を探るときはまずは文字を分解してみましょう。ていっ!

<美女木を分解>

  • 美女

 

う~ん、恐ろしいほどシンプルですね・・・・・どちらも文字通りです。美女は美しい女性。木は木です。はい。美女と木、はたまた美女の木。う~ん、しっくりきませんよね。こういうときはちょっと無理やりですが、当て字を疑いましょう。例えば・・・・「美女来(美しい女性が来た)」とか「美女着(美しい女性が着ている)」とか。これなら、意味がとりあえず通りますよね。そして、やはり「美女」となにやら関係がありそうな気配がぷんぷんです。

 

実はこの美女木という地名ですが、江戸時代の「新編武蔵風土記稿」という書物に次のような文章があります。

もと上笹目と云いしが、古へ京師より故ありて美麗の官女数人、当所に来り居りしことあり、其頃近村のもの当村をさして美女来とのみ呼しにより、いつとなく村名の如くなりゆきて (新編武蔵風土記稿より)

 

この文章・・・・よ~く見てみると・・・はい!ありました!「美女来」!!簡単に意訳すると次のようになります。間違ってたらごめんなさい。ですが、間違いません。

『もともとこのあたりは上笹目という村だったが、京都より美しい女性が来て、それ以降この村を美女来と自然と呼ぶようになった』

 

つまり、この俗説の場合は完全に「美女来」→「美女木」という当て字ということになりますね。

 

第二の説は地形に着目


美女木という地名にはその他にも地名の由来と言われているものがあります。その代表的なものが地形からとられたものです。というのも、この美女木があるあたりというのは荒川のすぐそばなんです。そして、低湿地帯でもあります。どういうことか。

 

荒川というのは文字のごとく、今のような堤防がなかった時代は荒れはてていました。川が荒れるというのは、もちろん「氾濫」を意味します。これは鬼怒川もそうですが、川の名前も恐ろしい川の名前ほど昔は氾濫が多かったことを意味してことが多いんですよ。

 

そう、つまりこの美女木周辺は昔荒川の氾濫で悩まされていました。氾濫し、しばらくして落ち着くとじょじょに水が荒川に引いていきます。引いていくとどうなるか。氾濫のあった土地は水分を多く含んでびしょびしょになりますよね。びしょびしょ・・・・・そう、「美女美女」です。当て字ですが。つまり、この「美女木」というのは水害多発地名ともとれるんです。

 

美女が来たという説は俗説としては面白いですよね。一方で、水害説というのは地形的にも水害多発地帯だったので、筋はとおっています。はたまた、複合的にそうなったのか。いずれにせよ、この「美女木」というのは一度聞いたら忘れられない地名であることは間違いありません。美女木ジャンクションを通るときは、ぜひこの記事のことを思い出してみてください。




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