映画ローマの休日でも有名な「真実の口」の意外な正体とは?アクセス方法とともに解説!

 

ローマ旅行の観光スポットで外せないものの一つに「真実の口」があります。映画「ローマの休日」でグレゴリーペックが腕が抜けない演技をしてオードリーヘップバーンを驚かせたことで一気に世界中で有名になったのがこの真実の口でもあります。今回のローマ旅行でもまたしても真実の口を訪れたんですが、みなさんはこの真実の口ってそもそもなんだか分かりますか??意外とこれ、知られていないんですが、実はこの真実の口の正体はそこら中にある「よくあるもの」なんです!

また、映画の中ではちょちょいと真実の口に到達してる感じがしますが、旅行客にとっては真実の口はちょいとアクセスが難しいんです。ということで、真実の口の正体とアクセス方法について解説したいと思います!




 

真実の口へのアクセス方法


真実の口はローマの他の観光地であるコロッセオやバチカン市国・スペイン階段と比べ、ややアクセスしにくい場所にあります。というのも、真実の口というのは「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」というとても小さな教会の外壁に飾ってあるので、真実の口という観光地があるというよりも、「街の外れにある小さな教会に真実の口が飾ってある」という表現の方が正確です。

 

さて、その真実の口のアクセス方法ですが、主に3種類あります。

  • タクシー
  • バス
  • 地下鉄

 

3種類あるのですが、です。まず、ローマではタクシーの数がそれほど多くありません。仮にホテルから真実の口までタクシーでいけても、帰りにタクシーを拾える可能性はとても低いです。また、ローマのバスはローカルの人以外が乗るにはかなり難易度が高く、それでいてスリも多発しているので、消去法として地下鉄がベストでしょう。地下鉄もスリが多いですが・・・・

 

最寄り駅はローマ中心駅であるテルミニ駅からみて、地下鉄B線のコロッセオ駅の次の「チルコ・マッシモ駅」というやや治安がよくない駅で降りて、真実の口広場に向かって約1kmほど歩けば真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に付くことができます。地下鉄B線は地下鉄A線と比べて雰囲気も治安もよくないので、スリには気をつけてくださいね。ちなみに、テルミニ駅からは3駅で着きますよ。あっという間です。

関連記事:【ローマ旅行記】必見!コロッセオの歴史と行き方・歩き方について紹介

 

真実の口の真実の姿


サンタ・マリア・イン・コスメディン教会に無事たどり着くと、真実の口の写真をとるために長い列ができてます。正面から写真を撮ろうとすると長いときで1~2時間以上待たなければいけませんが、側面からなら待つことなく写真が取り放題なんですよ。私は前回正面から撮ってるので、今回は横からそっと人がいないうちにパシャり。正面から撮った場合、中の教会を通って外へ出るという流れになります。なんか、アトラクションみたいですよね。

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側面からの真実の口

さて、この真実の口、円形をしていますがこの正体なんだか分かりますか??これ、日本のどこにでもある「とあるもの」なんですが・・・・・実はこれ、「下水溝のマンホールの蓋」といわれてるんです!どんだけおしゃれなマンホールの蓋やねん!!!とつっこみたくなりますが、国が変われば文化も芸術も違います。

 

そして、おじいさんのような顔をしていますが、れっきとしたギリシャ神話に登場する海神です。その名も「トリトン」といい、これまた有名な海神ポセイドンの息子です。東京の晴海にも「トリトンスクエア」という建物がありますが、この名前もこのトリトンから付けられてるんですよ。晴海は海沿いですからね、海神の名前にあやかったのでしょう。

 

ここまで前知識があると、真実の口に手を突っ込んだときの感慨も違うと思います。ローマは歴史の街、だからこそ歴史の想いに耽ってみましょう。




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