源頼朝の挙兵の地付近で「石橋山の戦い」と「佐奈田霊社」に偶然出会った話
日々の暮らしの中で出会うふとした歴史ほど面白いことはありません。もちろん、それを目指して行く楽しさもあるのですが、とある道を通っていて偶発的に出会う歴史はその数倍面白いものなのです。
そんな歴史を、なんと箱根ターンパイクを走っている最中出会ってしまいました。箱根といえば北条家だったり豊臣秀吉だったりかなりの歴史の宝庫なのですが、今回たまたま出会ったのがなんと鎌倉幕府を創設した「源頼朝」でした!私の歴史データベースの中では源頼朝は伊豆に流されたあと、この箱根小田原付近で挙兵している記憶があったので、ドンピシャでいろいろな情報が勢いよく繋がっていきました。その喜びは大変なものでした。
というわけで、このたまたまの歴史との出会いをご紹介します。キーとなるのが「源頼朝」と「石橋山の戦い」、そして「佐奈田霊社」です。
箱根ターンパイクでの偶然の出会い
沼津に向かうために小田原方面から箱根ターンパイクを入っている時の話です。ふと何台が車が止まっているところがあったので、何か景色の良いところがあるのかな?と思い車を泊めてみました。そこは案の定、小田原を遠望できる見晴らしのよいところでした。こんな感じです。どどんっ。
小田原を望む
確かに眺めはよかったのですが、私はそれ以外のものに心を囚われてしまいました。この眺望の横になにやら祠のようなものが・・・・・と思うと自然と祠の方向に足が進んでいました。
祠道
祠がある場所には必ずなんかしらの歴史や所以があります。お気づきでしょうか・・・・この祠の横に説明板があるのを。さて、なんて書いてあるのかな?と近づいていくと、いやはや、驚いたのなんのその・・・・・・
石橋山古戦場と佐奈田霊社
なんと!!!!出てきたのは鎌倉幕府初代将軍の「源頼朝」ではないですか!!!!いや~驚きました。確かに、このあたりは源頼朝が挙兵し、平氏方と戦った土地です。そして、その平氏と戦った初戦こそ、この「石橋山の戦い」なんです。
石橋山の戦いと佐奈田霊社
「石橋山の戦い」は歴史界ではかなり有名な戦いで、源頼朝挙兵後の初めての戦いなんです。一度きてみたかったのですが、まさか偶発的に会えるとは!!この戦いでは頼朝は敵対する平氏に負けてしまうのですが、その教訓もあり結果として平氏を滅ぼし、鎌倉幕府樹立までにいたったわけです。歴史とは分からないものですよね、こういう要素があるからまた楽しいんです。
佐奈田霊社願い石
また、「佐奈田霊社」とはこの石橋山の戦いで討ち死にした源氏方の「佐奈田与一義忠」を祭ってある社なんです。初めて聞く人はなんのこっちゃ?という感じだと思いますが、全てのこういうものには歴史があります。そして、いまなおこのような形でその歴史は未来へと続いているんです。
芦ノ湖を望む
ここでは、石橋山の戦いの詳しい様子等は記載しませんが、「ふとした瞬間に出会う歴史の楽しさ・面白さ」をここでは感じとっていただければ幸いです。その後、もちろん箱根の素晴らしい地理も堪能しましたよ。ここは、箱根の地理が一望できるのでかなりおすすめです。ぜひ、箱根ターンパイクを通る際は本記事を参考いただければと思います。