武田勝頼や近藤勇にも由来があるぶどう寺大善寺は山梨で絶対おすすめの観光のスポット

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私の住んでいるところからは山梨が非常に近いので小さい頃からちょこちょこ山梨に行くんですが、実は山梨は歴史の宝庫なんです。それもそのはず、なんたってあの「武田信玄王国」があった場所ですからね。現代にいたるまで、山梨県出身の一番の有名人といったら、間違いなく「武田信玄」でしょう。信玄餅しかり信玄ソフトしかり、信玄の遺産は現在にまで山梨を潤しています。

 

さて、そんな山梨の中で歴史好きにおすすめなスポットを紹介します。その名も「大善寺」です。東京から見たときにちょうど山梨盆地の入り口の勝沼あたりにあり、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「星野源」「新垣結衣」が訪れた舞台としても有名なんです。勝沼ぶとう郷にちなみ、別名「ぶどう寺」ともいいます。

ですが、ここは歴史サイトですので逃げ恥もよいですが、大善寺にまつわる歴史をここでは紹介していきたいと思います。




 

その前に素晴らしき大善寺の風景を


私が訪れたのは東京近郊では紫陽花が終わりを迎えつつある時期でしたが、大喜寺は決してその数は多くありませんが、寺道の両脇にとても綺麗な紫陽花がお出迎えをしてくれました。雰囲気は抜群です。なによりも、紫陽花の人気スポットのように人ごみであふれていないので、とても静かな雰囲気で観賞することができます。

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両脇にさりげない紫陽花がお出迎え

 

また、階段を登った場所からは甲府盆地が一望できます。天気はいまひとつでしたが、それでもよく甲府盆地が見えました。快晴だったら富士山も見える位置にありますよ。

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南アルプスの山々も見える

 

薬師堂の前にはしっかり根をおろした菩提樹が存在感を放っていました。また、薬師堂の中にある十二神将は絶対に見たほうがよいです。圧巻ですよ。撮影禁止なのでここではご紹介できませんが、ぜひ自分の目で見てみてください。また、この薬師堂で逃げ恥の撮影が行われたみたいです。

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薬師堂と菩提樹

 

そしてそして、庭園をみながら抹茶菓子やワインも飲むことができます。車できていたのでワインは飲めませんでしたが、それでも素晴らしい庭園を見ながらの抹茶は格別なものがあります。

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これだけでもかなり素晴らしいお寺でお腹一杯なんですが、ここからはさらに歴史ファンをうならせるものをご紹介します。



武田勝頼滅亡の前の宿泊地


戦国大名の武田家は、信玄の四男である勝頼の代でその名門大名の幕を閉じます。織田軍に攻められて本拠である「新府城」を捨て家臣である「小山田信茂」の提言を受け入れ小山田家の居城である大月にある「岩殿城」へ向かう途中、勝頼はこの大善寺の薬師堂で妻子と共に宿泊します。

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その後の結末は・・・・あまりにも悲しい最期ですね。戦国史にも刻まれている悲劇です。頼りにした小山田信茂は勝頼を裏切り、織田方につきます。結果、小山田信茂の岩殿城に向かっていた勝頼は「天目山」へ向います。そしてこの天目山の地で、妻子とともに自刃をします。

 

武田勝頼は名門武田家の最期の当主なので、評判があまりよくないですが、最近の研究ではかなり見直されています。なんだかんだ武田家の最大版図を築いてもいます。私自身も共感するところはかなりある人物で、それゆえ思い入れもある人物です。薬師堂では天目山の自刃を想いながら、心の中でそっと手をあわせたのは言うまでもありません。

 

戊辰戦争で近藤勇と板垣退助が戦った舞台


武田勝頼の頃と時代は変わりますが、この大善寺は戊辰戦争の「甲州勝沼の戦い」の舞台でもあるんです。幕末ですね。新政府軍の「板垣退助」は江戸を目指していました。一方、旧幕府側の「勝海舟」「近藤勇」率いる「甲陽鎮撫隊(≒新撰組と思ってください)」を派遣し、この勝沼の地で激突します。その数、新政府軍3000に対し甲陽鎮撫隊300です。その激戦図がこちらです。

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近藤勇は大善寺の薬師堂を本陣としようとしましたが、寺の重要性から薬師堂に本陣とせず、山門前で戦います。ですが、数も勝るうえ最新型の装備を保有している新政府軍になす術もなく、八王子へと撤退します。その後の新撰組は・・・・・ここで語るまでもありません。

 

なにか歴史の転換期となる事件の時にでてくる大善寺、このお寺は歴史の歯車の一部となっている感じが否めません。歴史の節目に登場する大善寺、山梨に立ち寄ったときは是非訪れてみてください。ほったらかし温泉も近いのでセットでいけますよ。もちろん、その後ほったらかし温泉から甲府盆地をみてゆっくりしたのは言うまでもありません。「週末は山梨にいます」。いいフレーズです。




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