関東屈指のパワースポット!秩父の三峰神社はあのヤマトタケルに由来がある!

 

埼玉県の秩父といえば自然が多く森深いため、古くから修験などが多くなされていました。その中で秩父神社・宝登山神社と同じく「秩父三社」に数えられる神社で「三峰神社(みつみねじんじゃ)」という神社があります。この神社、多くのサイトやメディアで今はやりの「パワースポット」と紹介されていますが、その流れで私も訪れてみたら、なるほど。雰囲気抜群に良いです笑

 

ただのパワースポットであればこのサイトでご紹介しないのですが、この三峰神社はあの「ヤマトタケル」に由来する神社なので、これはやるっきゃない!!ということでご紹介したいと思います!




 

標高1,100mのこの地は静かなる神聖な地


この三峰神社、なんと標高1,100mの場所にあります。西部秩父駅からバスがでてますが、本数が少ないのとかなり距離があるので、ご自分の車で行くのがベストです。かなーり上りますよ。標高が高いので、霧も良くでます。その方が雰囲気が良いのですが、私が訪れたときはこんな感じでした!どんっ!

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三峰神社の駐車場

the霧です笑 私はかなりの霧好きなので、かなりラッキーと思ってのぼったんですが、このあたりの地形はかなり霧が発生しやすい地形になってます。

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トイレの看板が気になる

三峰神社は全体でハイキングコースになってるので、全部まわろうとするとかなり時間がかかります。もちろん、参拝だけでもOKです。ちなみに、中には温泉もわいていて入ることができるんですよ。

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春は桜が綺麗らしい

 

いざ、参拝へ!


表参道を突き進んでいきます。いきますよ。天気がよくないせいか、人もまばらでした。

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霧が最高

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いざ、表参道!!

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かなりの起伏があります

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雰囲気は最高

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バックの霧がまた良い効果をうんでいる

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立派な門構え

表参道だけでもかなりの距離の起伏があるため、適度に良い運動になります。途中、お店もちらほらありますが、閉じていたり、人が多いと混んでいる可能性があるので、飲み物はしっかり持っていた方が良いですよ。

肝心な三峰神社の歴史


さて、ここからが本題です。第12代天皇に「景行天皇」という人物がおりますが、その皇子に「ヤマトタケル」という人物がいます。名前は有名ですよね、聞いたことありますか??ヤマトタケルは武勇にすぐれており、日本全国をまわり朝廷に味方しない部族を征服していったことでも有名なんです。

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その中で「ヤマトタケルの東征」というものがあります。つまり、京都より東~関東周辺までの征服ストーリーですね。その東征の折、碓氷峠(軽井沢付近ですね)に向かう途中にヤマトタケルはこの秩父の地を訪れます。そして、この美しく清らかな地を見て、この地に神社を建立したのが「三峰神社」のはじまりと社史ではいわれています。ヤマトタケルはこの時、「この美しい大地を産んでくれてありがとう」という感謝の気持ちを「イザナギ」と「イザナミ」に込めました。なので、三峰神社の主神はイザナギとイザナミです。というのも、イザナギとイザナミは日本神話における国産みの神様ですからね。

 

そして、境内には狛犬のかわりに「狼」が多く祀られています。これは、ヤマトタケルを案内した狼伝説から、狼が神聖なものとして扱われるようになったからと言われています。

 

また、鎌倉時代前の1182年には秩父を治めていた「畠山重忠」が厚く保護・土地を寄進しています。彼は武勇の誉高く、源頼朝に仕えたことでも有名ですね。ちなみに、東京の御岳にも畠山重忠の像は置かれています。

 

また、室町時代には「足利尊氏」に敗れた「新田義貞」の遺児、「新田義興・義宗」兄弟が足利方に反乱を起こし敗れます。そしてこの三峰神社に隠れていたため、足利側の怒りに触れ一時社領は衰退しましたが、江戸時代に入り再び全国から修験者が増え、三峰神社は息を吹き返しました。

 

 

ヤマトタケルに始まり、畠山重忠、新田兄弟とその時々の重要人物が登場する三峰神社。古くからの歴史人のパワーも受け継いでいます。少し遠いですが、行く価値は十分ありますよ。




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