大坂冬の陣で使われた外国製の大筒の正体とは??

canonmoon

大河ドラマ真田丸、ついに佳境に入ってきましたね。ドラマ中でもあった通り、大阪冬の陣では真田丸の活躍もあり、豊臣方が一時徳川方を撃退しました。しかし事態は急転をむかえ、徳川方が放った大筒により大阪城の淀殿の侍女8名が亡くなってしまいます。それにより、好戦派の淀君が和睦派へと靡き、和睦へ向かうという流れなんですが・・・・・

ここで注目したいのは、その時使われた大筒です。この時徳川方が使用した大筒は日本製のものはもちろん、なんと当時世界最先端の外国製の大筒を輸入し、使用しています。その外国製大筒について注目してみましょう。




 

カルバリン砲


一つ目は、カルバリン砲というやつです。このカルバリン砲、なんとイギリス製で徳川家康は4門輸入しています。しかも、大阪の陣を想定し輸入したものであるから、さすがは徳川家康といったところでしょう。

鉄鋼製で射程距離は約6キロです。カルバリン砲はヨーロッパでは艦載砲としても有用されました。

 

セーカー砲


このセーカー砲もイギリス製で、徳川家康は1門をイギリスより調達しています。カルバリン砲との違いは、弾丸重量がセーカー砲の方が軽く、砲身長が長いため、カルバリン砲に比べて破壊力は落ちますが、飛距離が出ます。こちらも、大阪の陣を想定し輸入したとされています。

この時の輸送方法はもちろん飛行機なんてありませんから、すべて船です。実は当時からそれくらい世界は船で繋がっていたんです。日本は戦国時代ということもあり、ヨーロッパでは輸出のチャンスでしたから、わざわざ遠くから運んでもそにれ見合う利益がでていたんです。

 

半カノン砲


半カノン砲はオランダ製で、12門をオランダから輸入しています。カノン砲というのは重量42ポンド以上の大口径滑腔砲総称です。1ポンドは約0.5kgなので、42ポンドというと約21kgですね。こんなの、当たったら確実に逝けます。

半カノン砲というのは、カノン砲よりも小振りに作られており、重量32ポンドの滑腔砲総称です。ちなみに、カノン砲は当時その発音を当てはめ「加農砲」と表記されていました。なんか、新たな農作物収穫方みたいな感じに思えますが、れっきとした殺傷兵器です。

 

歴史は接近戦から中距離火器戦へ


戦国時代の最中に種子島銃が輸入され、大量生産されたことにより日本の戦闘史はガラリと様相がかわります。そして、この大阪冬の陣では、さらにグレードアップされた火器、大筒によってもはや戦の趨勢が決まってしまうところまで来ています。

つまり、この大阪冬の陣は接近戦の終焉でもあり、火器戦の大いなる幕開けともなる、そんな歴史の転換点でもあったのです。自分としては、陣形を組んでの集団戦の方が将軍の力量が如実に出るので好きなのですが・・・一抹の寂しさも感じます。




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