【ローマ旅行記】必見!コロッセオの歴史と行き方・歩き方について紹介

イタリアはローマに行ってきました。いや~、ローマは2回目でしたが、何度訪れても良いですね!気候や料理もさることながら、ローマといえばやはり「ローマ帝国」です。高い建築技術と強い軍隊、そして統制された政治体制で世界を牛耳ったローマ帝国の遺跡がローマの街のいたるところで垣間見れるのが、ローマの一番の良いところです。歴史好きにはたまらない街です。

 

さて、そんなローマに一度は訪れたときに必見のスポットといえば「コロッセオ」ですね!一度は見たり聞いたりしたことがあるはずです。そんなコロッセオを自らの訪問体験を交えてご紹介します!




 

まずはコロッセオの歴史をおさえよう


せっかく訪れたのに「わぁー!なんか大きい遺跡があるー!!」だけでは非常にもったいないです。コロッセオがいつ、どんな目的で建てられたのかを頭にいれとくだけで、実物を見たときに感動はかなり違ってきますよ。簡単に説明したいと思います。

 

<いつ建てられたの?>

文献によって誤差はありますが、コロッセオは西暦80年のティトゥス帝の頃に完成しました。着工から約8年の歳月を要し、人力としては約4万人の奴隷を使用したそうです。西暦80年って、すごくないですか??日本の歴史は・・・・笑 というレベルです。もはや。

<何の目的のために?>

一言でいうと国が民衆のために建てた「娯楽施設」です。どんな娯楽かというと、ここでセリエAの試合が行われていたわけもなく、剣士同士や剣士対猛獣の戦いを観衆に見せるための「闘技場」だったんです。なぜこんな大規模建設を国民のためにしたかというと、当時のローマ社会は「パンとサーカス」と揶揄されていたように、皇帝が民衆の人気を集め、政治的問題から目をそらさせるためというのが一番の目的でした。そのため、当時は小麦の配給や闘技場観戦も無料で行われていました。いつの時代も人気取りなんですな。

 

この闘技、かなり残酷で罪人の処刑などもここで行われていました。また、試合に負けた剣士は観客が「生か死」を決めるという、人権もなにもあったもんじゃない血みどろな制度でした。完全に、市民の不満ガス抜きのための施設だったんです。ちなみに、5世紀に入り、キリスト教の力が強くなるにしたがい「残酷な」闘技は中止されていきました。

 

さっそくコロッセオに入ってみよう!


コロッセオはローマ中心地であるテルミニ駅からほど近く、バスでもタクシーでも地下鉄でもいけます。私は毎回楽なので地下鉄を利用していますが、地下鉄を利用する場合、B線の「コロッセオ駅」で下車すれば、近づいてくる感慨を与えてくれる間もなく目の前にコロッセオが現われます。こんな感じです。どんっ!!

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コロッセオ駅の目の前に突如登場!

 

世界遺産であるコロッセオに入場するにはチケットが必要となります。コロッセオに入場するにはセキュリティゲートを通らなくてはいけないのですが、そこにいたるまでに二つの列があります。

  1. 入場チケットを持っている人用の列(予約者専用レーン)
  2. 入場チケットを持っていない人用の列

 

これが、運命の分かれ目です。1の「入場チケットを持っている人用の列(予約者専用レーン)」にならべばほとんど待つことなく入場できるのですが、2の「入場チケットをもっていない人用の列」にならんでしまったら、数時間遅々として進まない列に並ぶことになります。そのため、「事前にコロッセオチケットをネット決済し、eチケットを入手しておく」を強くお奨めします!外のチケット場はそんなにならぶことなく入手できますよ。これで、数時間分の貴重な時間を節約することができます。特に夏のこ時期は、コロッセオの列は日陰がないのでめっちゃきついです。さっさと外でチケットを入手して中に入りましょう。

ちなみに、eチケットはこちらのサイト↑(voyagin)から入手できます。私は海外に行くときよく現地のアクティビティに参加するのですが、現地で支払うと時間もお金もかなりかかるので、必ず日本にいる時に予約しちゃってます。現地ではなにかと焦りますからね。

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コロッセオ脇にあるコンスタンティヌス帝の凱旋門。315年建立。

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細かい装飾がもはや一級芸術品レベル

 

中に入ると圧巻です。想像しているよりもだいぶ広く、だいぶ高いです。こんなものを西暦80年ごろに建てていたなんで、その建設技術の高さに驚かされるばかりですよ。また、イタリアの湿度が無く雨が少ない気候がこの石でできている建築物の保存状態を良好にせしめている秘訣でしょう。

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世界中の観光客がローマに

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案内書もシンプルでグッド

闘技場の中はこんな感じになっています。本当はグラウンドが存在していたんですが、今は底が抜けてしまっています。地下まで設計してるって、すごいですよね。

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グラウンドが抜け落ちているコロッセオ

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入場口もしっかり作られてます

 

地下構造を近くから見たところです。この地下には、剣士の控えスペースや猛獣を閉じ込めておく檻などがありました。裏方スペースとでもいいましょうか。いや~すごい。圧巻です。

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コロッセオの地下構造

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外壁はところどころ修復中

コロッセオの中には各種説明書きやモニュメント等もありますが、そもそも実物がものすごい存在感を発揮しているためあまり説明書きやモニュメントをみている人はいませんでした。また、本屋兼お土産やも小さいながらも存在しています。ほとんどがコロッセオやローマにまつわる書籍が売っています。日本みたいに「コロッセオ饅頭!!」みたいなことをしていないところもまた良いですね。なんてもお土産にすればいいってもんじゃあございません!

 

ちなみに、このコロッセオからはこれまた世界遺産となっている「フォロ・ロマーナ」と映画ローマの休日でも有名な「真実の口」にも非常に近いため、セットでの観光をおすすめしますよ。

コロッセオは午後に入れば入るほど入場者であふれてくるので、朝一でいくのがおすすめです。チケットさえゲットできれば約2~3時間をみておけば十分に観て回ることができます。ローマ観光には必見のスポット、それがコロッセオです。

コロッセオとローマに興味がある方は、これおすすめです。コロッセオももちろん出てきますが、当時のローマ社会が実によく描かれています。この頃のラッセルクロウは味があります!




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1 件の返信

  1. 2017年6月11日

    […] 関連記事:【ローマ旅行記】必見!コロッセオの歴史と行き方・歩き方について紹介 […]