「調布」の地名の由来を簡単に解説!

久々の地名由来シリーズです!今回のテーマは東京都にある「調布」という地名です。府中市や三鷹市に隣接している調布市ですね。「調布」という地名、なんか面白くないですか?布が入っていますよね。また、この地域は「府中」が隣にあることからも分かるとおり、武蔵国(今の東京)の国府(今の都庁)があった場所なので、歴史的にもかなり古くからある地域なんです。武蔵国の一宮は府中にある「大國魂神社」ですしね。

 

そんな歴史がいかにもつまっていそうな地域にある「調布」、どんな由来があるのでしょうか?簡単に説明します!




 

まずは分解してみよう!


このシリーズでは恒例の作業です。文字を分解すると、何かが見えてくることが多いのが地名の由来シリーズです!さっそくやってみましょう、どどんっ!!

<調布を分解>

  • 「調」・・・今は「調査」など「調べる」という意味だが・・・昔は?
  • 「布」・・・まぎれもなく「布」。昔からありますよね

 

といった感じでしょうか。おそらく、勘のいい人や歴史に通じている人であれば、ここまできたら、「はは~ん、そういうことか」と分かってしまう人もいるでしょう。核心にせまっていきます。

 

「租庸調」がもととなっている


のっけから答えを言ってしまうと、はい、「租庸調(そようちょう)」です!小学校や中学校の歴史の教科書でやりましたよね?大人になって忘れてしまった、という人もいると思うので復習です。

 

「租庸調」とは簡単にいうと昔の「税制」です。今は「通貨納付」をしていますが、昔は違いました。「租庸調」とはもともと中国の制度でしたが、大化の改新を期に、日本でも形が整ってきた制度です。

<租庸調>

  • 「租」・・・田の面積によって、納める量が変動する。いわゆる「田税」。
  • 「庸」・・・「労働」することによって納める税。いわば「人頭税」。
  • 「調」・・・「繊維製品」を納める税。

 

という感じです。歴史の漫画やテレビで、米俵をかついで都に運んでいる姿を見たことありませんか?あれがまさに租庸調による税を納めようとしていることろですね。ここまでくると、もう分かりますよね??

 

結論!調布とは・・・


そう、調布とは「租庸調制度下の調において布を納めていたこと」に起因します!布の生産地だったわけですね。多摩川もありますし、段丘があるので水も豊富ですからね、調布のあたりは。

 

ちなみに、「調布」という地名は日本全国に存在します。東京では他にも「田園調布」なんかは特に有名ですよね。ここまで読んだ方はすでにお分かりかもしれませんが、「調布市」以外の調布の由来もそういうことなんです。

 

久々の地名シリーズでした。皆さんはご自身の住んでいる地域の地名の由来、ご存知ですか?歴史を知るには、まず身近な場所から学ぶと面白いですよ。




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