昔話「金太郎」のモデルとなった源頼光の四天王、坂田金時とは?

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「まさかりかついで金太郎~♪」でおなじみの昔話金太郎。

 

桃太郎や浦島太郎は内容までしっかり知ってる人が多いと思いますが、金太郎って桃太郎や浦島太郎に比べたら、そこまでメジャーじゃないと思うのは私だけでしょうか?

 

と、金太郎を別にディスってるわけじゃありませんが、この金太郎には実はモデルとなった武将がいます。

 

どちらかというとそちらの方が私にとっては面白いので、そのお話を紹介したいと思います。




 

モデルとなった坂田金時とは?


金太郎のモデルとなった人物は平安時代の武将で、その名も「坂田金時」と言います。

 

宮中に仕えている「坂田蔵人」という人物と彫物師十兵衛の娘「八重桐」との間に出来た子で、八重桐は故郷である足柄山付近(あの箱根の足柄山です)で金太郎を産みます。

 

ところが、そんなこんなで坂田蔵人がこの世を去ってしまったため、八重桐は都に戻ることなく、金太郎を故郷で育てます。

 

まぁこれはありえませんが、伝説では足柄山で熊と相撲をとったりして金太郎はすくすく育つわけです。なので金太郎は熊に乗ってるわけですね。

 

そして成年へと育った金太郎は足柄峠でとある人物と出会うこととなります。

 

源頼光との出会い


その人物こそ「源頼光(らいこう/よりみつ)」といいます。名前からもろ分かりですが、源氏ですね。この人物は何かにかけて、武勇の誉がある人物なんです。源氏武士団を束ね、宮中警護なんかも務めていました。

 

その源頼光が足柄峠で金太郎と出会います。そして金太郎の胆力を見抜き、源頼光の家来となります。この時に、「坂田金時」という名を与えられることとなるんです。そして、すくすくと出世していき、ついには源頼光四天王の一人と呼ばれることとなります。

<源頼光四天王>

  • 坂田 金時
  • 渡辺 綱
  • 碓井 貞光
  • 卜部 季武

 

酒呑童子退治


そして、有名な「酒呑童子」退治へとつながります。

 

そのころの都では、丹波国(今でいう京都府北部)の大江山で「酒吞童子」という悪党が巣くっており、都に度々現れては悪さをしていました。日本昔話なんかでは部下に多数の鬼を引き連れた妖怪のように扱われますが、実態としては、山賊の類でしょう。

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源頼光は酒呑童子の征伐命令を受け、四天王を引き連れて征伐に向かいます。山伏に身をやつした頼光以下5人は、「神変奇特酒」という眠り薬入りの特殊な酒を酒呑童子に飲ませることに成功し、酒呑童子を退治することに成功するわけです。

 

その後坂田金時は武士として源頼光に仕え続けるわけですが、九州の賊を征伐するため筑紫国(現在でいう福岡県)へ向かう途中、美作(現在でいう岡山県)で病に臥せり、死去したと言われています。享年55歳、西暦でいうと1012年1月11日のことでした。

 

なぜ、この話が昔話として流布されるにいたったかは諸説ありますが、言ってみれば「サクセスストーリー」ですよね。足柄山という都から見れば田舎の少年が、源氏の大将にスカウトされ、武将として成功するわけです。しかも、金太郎はとても親孝行であったといいます。つまり、「親孝行を忘れずに、自分磨きを続ければ、きっといいことがある」という話ですよね。

 

その話が江戸時代に入り、浄瑠璃や歌舞伎でこの源頼光の酒吞童子退治が流布し、その中で金太郎も昔話として定着していったのでしょう。

この話を読んでから、もう一度金太郎を読んでみると、また違う見方ができるかもしれませんよ??今も静岡県金時神社では、金太郎伝説が脈々と受け継がれています。




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1 件の返信

  1. 2017年5月20日

    […] 昔話「金太郎」のモデルとなった源頼光の四天王、坂田金時とは? […]

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