知ってました?現存する世界最古の企業と宿泊施設は日本にあるという事実!

kifune

日本という国は面白いもので、他の国家や民族に征服されることなく、かつ同じ国家元首である天皇統治がいにしえより途絶えることなく続いている世界でも稀にみる国です。これ、めちゃくちゃすごいことなんですよ。世界の歴史をみれどほんとレアです。

 

そんな長い歴史を持つ日本、掘ってみれば掘ってみるほど古いものがたくさんでてきます。例えば!現存する世界最古の企業と宿泊施設って実は日本にあるんです。知ってましたか??これは歴史界では有名な話なんですが、これも上記で述べたとおり日本が他の国家の侵略を受けず単一民族として日本であり続けた賜物であるともいえます。

 

そんな、現存する世界最古の企業と宿泊施設をご紹介します。あれですよ、ただの世界最古ではなく、「現存する」というのがポイントです。




 

世界最古の現存企業「金剛組」


まず、世界最古の現存企業からです。その会社は神社仏閣建築の設計・施工、城郭や文化財建造物の復元や修理等を行っており、その名も「(株式会社)金剛組」といい、大阪の四天王寺にある会社です。その歴史は古く、なんと「578年創業」の老舗中の老舗です。しかも、その会社の成り立ちはかなりの由緒ある歴史があるんです。

 

金剛組成り立ちにはこんな話があります。

 

大阪の四天王寺といえは有名なお寺ですが、このお寺を建立した人物こそあの「聖徳太子」です。「厩戸皇子」とも呼ばれていますね。聖徳太子はある時、この四天王寺を建立するために大陸の百済(今で言う韓国の一部)より3人の宮大工(金剛、早水、永路)を招聘します。当時、日本は仏教を輸入したての頃で、当然大陸の方が仏教先進国なので、お寺を建立する技術が日本にはほとんどありませんでした。その中に一人である金剛に日本名である「金剛重光」を与え、その金剛重光が作った宮大工集団こそ「金剛組」でした。以降、金剛組は四天王寺お抱えの宮大工となり、現在の「株式会社金剛組」にいたります。

 

世界最古の宿泊施設「慶雲館」


次に、世界最古の宿泊施設です。その宿泊施設は山梨県の南巨摩郡に位置し、その名も「慶雲館」といいます。そしてなんと!現存する世界最古の宿泊施設としてあのギネスにも記録されています。創業開始の年は、なんと「705年」です。金剛組よりは新しいですが、それでも全然古いですよね。平城京遷都(710年)よりも前ですから。もはや、どんだけ古いか良く分からないほど古いですね。

 

その歴史はこんな感じです。705年に山梨県の南巨摩郡で狩りをしていた「藤原真人」という人物が、狩りの途中で偶然温泉を発見します。その後、道を切り開き湯壷をつくり宿泊施設として開業したのが慶雲館の始まりといわれています。名前由来は705年というのは慶雲年間であったことから、名づけられています。また、その温泉は今では西山温泉といわれており、この慶雲館には武田信玄や徳川家康も温泉につかり、宿泊したとも言われています。

 

ちなみに、この「藤原真人」はけっこう有名人で、お父さんがあの「中臣鎌足」、弟が「藤原不比等」なんですよ。

 

やはり歴史大国日本、面白いです。掘れば掘るだけ歴史がでてきます。ちなみに、ここでは紹介しませんでしたが、世界の現存企業TOP3は全て日本の企業で、金剛組は1位。この慶雲館は3位です。世界にほこるべき、偉大な企業です。




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