これだけでOK!いまさら聞けない「クリスマス」と「イブ」の意味を分かりやすく解説!

chiristmas

もうすぐクリスマスですね!11月は「木枯らし」など少し物寂しい印象がありますが、クリスマスは街が華やかになり、師走を彩りますよね。翌年への助走という感じがします。

さて!この「クリスマス」なんですが、いったいどれだけの人がこの意味を知っているでしょうか?「12月25日=クリスマス」で「12月24日=クリスマスイブ」というのはもはや定番になってますが、肝心のクリスマスとイブ自体の意味を知らない人は多いのではないのでしょうか?

ご安心ください。いまさら人に聞けない「クリスマスって何?」を分かりやすく解説します。物事は表面じゃなく、その意味を知るとより楽しめますよ。では、見ていきましょう!




 

まずは英語に注目!


カタカナだと分かりづらいんですが、まずは英語を見てみましょう。「クリスマス=Christmas」ですよね?そして、さらにこの英語を分解してみます。

<Christmasを分解>

  • Christ
  • mas

この二つの単語に分解できます。「christ」こそが一番肝心なのですが、これは何を隠そう「キリスト」です。「イエス・キリスト」のことですね。そして「mas」は「ミサ」のことです。「ミサ」とは「祭礼」のことですね。つまり、直訳すると「キリストの祭礼」という意味になります。

 

ここまでで、キリストにまつわる何かのお祝い事、ということは分かりましたね?では、何を祝福することなのか、次に見て行きたいと思います。

 

キリストの降誕祭とは?


キリスト教における一番大事に祭礼はキリストにおける「復活祭」です。キリストは復活したことでも有名ですよね。ですが、クリスマスは「復活祭」のことではなく、「降誕祭」のことなんです。「降誕祭」ときくと、「誕生日だよね??」と勘違いする人もいるかもしれませんが、そうではありません。

 

実はキリスト教の聖典である「新約聖書」にもキリストの誕生日の記述はなく、誕生日の正確な日にちは分かっていないんです。そうではなく、「キリストが降誕したことへの祝祭」する日ことが「クリスマス」なんです。

 

そのため、欧米ではクリスマスは主に家族と共に家庭料理を食べることが一般的です。お店も全部閉まりますからね。祝日の国も多いんですよ。しかしながら、日本ではなぜか「恋人と外食をする」という本来の姿とは対極の姿があります。日本の広告会社によるテレビの影響が大いに作用しているんだと思いますが、やはり世界から見るとガラパゴス感は否めないですよね。

 

本来なら日本は仏教徒が一番多いので、ブッダの生誕日である4月8日にブッダの聖誕祭である「灌仏会(かんぶつえ)」をやるのが筋なのでは?と思いますが、「灌仏会(かんぶつえ)」を知っている日本人の方が少ないんじゃないでしょうか?




 

ちなみに「クリスマスイブ」とは?


ついでなので「クリスマスイブ」についても説明します。「イブ」とは「evening」のことです。つまり「夜」ですね。よく、クリスマスイブを「クリスマスの前日でしょ?」と勘違いしている人がいますが、それは違うことが分かりましたよね?ではなぜ24日なのか?これにはカラクリがあります。

 

カトリックの典礼暦の一日は、日没に始まり日没に終わります。つまり、「クリスマスというのは24日の夜から始まり、25日の日没まで」なんです。24日の夜からミサがはじまり、翌日の日没まで祝祭する。それが、クリスマスなんです。つまり、「クリスマスイブというのはクリスマスに内包されている」んです。

 

以上、ここまでクリスマスのことを知っていて初めて欧米の人達との「クリスマスの前提」知識レベルと同期することができるでしょう。もちろん日本独自の発達を遂げたクリスマスを楽しむことも大事ですが、世界の一般的なクリスマス常識をしることも、ガラパゴスにならないために大事な要素の一つです。




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