松本駅前にある銅像「播隆上人」はどんな人物なのか?簡単に解説!

銅像で学ぶ歴史シリーズです。歴史はもちろん本やネットで学べますが、やはり自分の足で歩いて学ぶのが一番!街中にあるふとした説明板や銅像が学ぶきっかけになって良いですよ。というわけで、今回は松本駅を降りた時にたまたま見つけたとある人物の銅像から歴史を学びます。どんな人物なのでしょうか?さっそく見ていきましょう!




JR松本駅のお城口ロータリーに発見!


その銅像は、「JR松本駅」「お城口ロータリー」にたっています。前記事で書いた湧水の近くにあり、広々としたロータリーに突如どんっ!!!とたっているのですぐ分かるはずですよ。その銅像がこちらです、どどんっ!!

参考記事:松本の発展の理由は、まさに湧水の宝庫にあり!

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松本駅お城口ロータリーにて

 

なにやら僧衣っぽい服と僧具を身に着けていることから、いかにもお坊さんっぽいですよね?さて、この人物とこの松本、いったいどんな繋がりがあるのでしょうか?簡単に解説します。




播隆上人とは?


この銅像の人物は「播隆上人」という江戸時代後半に実在した浄土宗のお坊さんです。「上人」とは高僧に対する敬称ですね。そのため、僧名は「播隆」です。この人の偉業を一言で表すと「槍ヶ岳の開山者」です。昔のお坊さんは未開拓の霊山に登り、自らを厳しい環境におくことで修行をしていました。

 

この「播隆上人」も例外ではなく、今でこそ「北アルプス槍ヶ岳」で有名な、あの槍ヶ岳の最初の人なんです。ちなみに槍ヶ岳がどれだけ過酷かと言うと、標高3,180メートルで、日本で五番目に高い山なんですよ、槍ヶ岳は!ちなみに、槍ヶ岳は長野県松本市と大町市、そして岐阜県の高山市の境界に位置しています。

 

しかもしかも、この「播隆上人」のすごいところは、その槍ヶ岳の頂上に祠を建立し、さらには以後登山してくる人の安全のために、登山の難所には鎖を設置するなどした偉人なんです。なんでもそうですが、「一番最初のチャレンジャー」というのはめちゃくちゃ価値が高いですよね。しかも、今のような登山装備が無い時代ですからね、江戸時代は。ダウンコートやコールマンなど、ありゃしません。そんな時代に、槍ヶ岳に登ったんです、播隆上人は。

 

そして、感動ポイントが「播隆上人像の向いている方向」です。なんと、彼は「アルプスの方角を向いている」んです。銅像になってもなお、槍ヶ岳登山者の安全を見守っている。それが、松本駅前に建立されている「播隆上人像」なんです。

 

銅像一つでも、これだけの歴史と背景があるんです。ぜひ、みなさんも街中で銅像を見つけたら、街の喧騒をシャットアウトしてその銅像が建てられた背景や歴史を楽しんでみてください。




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