松本の発展の理由は、まさに湧水の宝庫にあり!

松本を街歩きしていると、ふととあることに気づきます。それは、「湧水の多さ」です!松本というのは四方を日本アルプスに囲まれているため、その雪解け水が大量に松本で湧き出ているわけですが、そのため「平成の水百選」に選ばれているほどです。

 

今や水道管があるので、基本的にどこでも水を扱うことができますが、昔はもちろん水道管など敷設されていなかったため、町を発展させるためには水が非常に重要でした。むしろ、水がないと町がつくれませんからね。江戸ほどの規模をほこる町になると、水が大量に必要になるため、そのため「玉川上水」「神田上水」などを整備したくらいです。

 

そういう意味では、ここ松本は水に困ることがないくらい、水が豊富な町なんです。これは、歩いてみて分かりましたが、地図だけ見たら分からなかったことです。湧水好きとしてはかなり感動したポイントなので、ご紹介します!松本が発展した理由は、湧水に有りです。




松本駅を降りてさっそく湧水


驚くことに、松本駅のロータリーにさっそく湧水を発見しました。それが、こちらです!どどんっ!

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ロータリーに湧水が

すぐ目の前にはバス亭が見てとれるかと思いますが、それほどロータリの中にいきなり湧水が!しかもけっこうな量がこんこんと湧き上がっています。水質検査結果書も完備され、もちろん飲むことができます。私が訪れたのは夏の暑い日だったので、もちろんいただきましたが、これがうまいのなんの!透き通っていて、のどにしみました。

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深志の湧水

「深志」とは松本の旧名です。深志については、こちらの記事をご参考ください!

参考記事:松本を街歩きしたら、松本城が深志城であったことが感じられた話

 




松本城への道中も、湧水だらけ


松本駅から松本城へ向う道中も、いたるところに湧水ラッシュです!これは、大名町の大手門の湧水です。ここの湧水もしっかり飲めますよ。

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大名町大手門井戸

さらに、面白いのがその後ろは今まさに発掘活動をしているという、なんともレアな風景を見ることができます。さすがは、「大名町大手門」といったところです。

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発掘風景を背景に湧水を

 

そしてこちらにも!ここは大名小路ですね。かなりの量が湧いていましたよ。もちろん、湧水は漏れなく飲みます笑

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大名小路井戸

これは小規模な池となっていますが、これもひしゃくで飲むことができます。いやぁ、湧水だけあって、水が澄んでますよね。夏の暑い日でも涼しく感じます。

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湧水池

松本の発展は、まさに湧水にあり!


水というのは重要な資源です。その資源が昔から豊富な松本は、昔から信濃(長野県)の中心として栄えてきました。それは、松本の立地もさることながら、この「湧水」が非常に大きな役割を担っていたことは、言うまでもありません。水がなければ人は住めないですからね。

 

そして、その湧水は今もなお松本市内で湧き続け、松本の風景を和やかなものにし、市民に癒しを与えています。ペットボトルに入れて飲む人や、ランニングの最中に水を飲む人も多くいました。そうやってみると、松本の湧水は松本市民にとっては当たり前でもあり、また非常に大切なものというのが、町を歩きながらひしひしと感じることができました。

 

冬もいいですが、ぜひ夏にきてみてください!そうすると、冷たい湧水のありがたさが十二分に感じられますよ。そんな名水でつくるからか、「松本そば」は驚くべきうまさでしたよ。温泉あり、水良し、蕎麦うまし、最高ですね、松本は。また、夏に来ます!




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