昔の成人式である「元服」とは?昔の成人年齢は何歳?を簡単に解説!

毎年どこかしらでどんちゃん騒ぎとなる日本の成人式。国ごとに成人年齢は異なりますが、2020年現在ではご存知の通り日本の成人年齢は「20歳」ですよね。そして、2018年の民法改正により、日本では成人年齢が「20歳→18歳」に引き下げられることが決まりました。2022年から施行ですよね。

 

そもそも現在の日本の「成人年齢=20歳」というのは明治9年~から定められています。つまりですよ?実は日本の歴史で「成人年齢=20歳」となったのは、ついここ100年程度なんです。そう考えると、自然と出てくる疑問が「じゃあ、それ以前はどうだったの?」となるわけです。

 

ということで、明治9年以前の日本における「成人」とはどのような考え方で何をしていたのか?を簡単に解説します!




昔の成人年齢は?


もちろん江戸時代以前から現在みたいに今で言う成人式のような「成人となる儀式」が存在していました。その名も「元服」です。この元服は奈良時代から既に存在していたと言われています。元服の年齢は時代や地域によってもバラバラですが、男性の方が女性より早く「12歳~16歳くらい」であり、女性は「18歳~20歳」という感じです。もちろん、例外もあります。

 

そのため、現代のような「市町村ごとに、また同日に一同集まって成人を祝う」というものではなく、元服を決めるのはあくまでも「元服をさせる側」です。これを「烏帽子親」といいます。元服の儀式の時に「烏帽子」をかぶせることから、こう呼ばれています。




 

具体的に何が変わるの?


地域や時代によっても異なりますが、元服すると大きく二つのことが変わります。一つ目は「名前」です。元服前の名前を「幼名」といいますが、そこから新たに大人の名前が与えられます。例えば、徳川家康の幼名は「竹千代」ですし、織田信長の幼名は「法師名」でした。この幼名という考え方も今とは全く異なりますよね。基本的に名字は変わることはありますが、名前はほぼありません。ですが、昔は呼び方自体が変わっていたんです。

 

二つ目は「髪型」です。分かりやすい例えは「髷(まげ)」です。いわゆる「ちょんまげ」ですよね。そのため、見た目であの人は元服しているか元服していないか分かるわけです。また、現代みたいに人によって元服の時期も異なるため、同世代でも元服している人と元服していない人が出てくるわけです。今の感覚からしたら不思議ですよね。それだけ、現代は横並び成長ということですよね。

 

マクロの視点でみると、日本の歴史上は「成人式」よりも「元服」時代の方がずっと長いわけです。どちらが良い悪いではなく、「今の当たり前は未来では当たり前ではない」であったり、その逆もまたしかり、ということです。歴史を学ぶということは、そういう考えかたや捉え方も学べるということです。




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